【パワーポイント】表紙作成のポイント!簡単5分でおしゃれに

投稿日:2023年11月23日 | 最終更新日:2023年12月05日 | PowerPoint

表紙はプレゼン資料の「顔」としての役割があり、プレゼンの第一印象を決める重要な部分です。しっかりとデザインされた表紙は、プレゼンの聴き手の関心を引き付け、プレゼンの効果を高めることができます。

本記事では、パワーポイントでの表紙作成のポイントと、デザイン性の高い表紙を簡単に作成する方法について解説します。ぜひ今後の資料作成にお役立てください。

表紙の役割とは?

表紙はプレゼンにおいて以下の役割があります。

  • 資料全体のテーマを伝える
  • 聴き手の関心を引き付ける
  • 自分・会社をアピールする

それぞれ具体的にどのような効果があるのか解説していきます。

資料全体のテーマを伝える

まず、表紙は資料全体のテーマを最初に伝える部分です。資料が何を伝えたいのか、そしてプレゼンを聞くことで聴き手にとってどのようなメリットがあるのかを示しましょう。また、表紙にはプレゼンのタイトルが書かれており、話の内容やテーマを簡潔に伝える役割があります。あまり長すぎる文章は伝わりにくいので、パッと見て理解できる程度の長さで記載することが望ましいです。

聴き手の関心を引き付ける

表紙は最初に目にする部分なので、資料の「顔」としての役割もあります。特にしっかりとデザインされた表紙を見ると、聴き手に対してどんな内容が書いてあるのかという興味を沸かせます。

色の使い方、写真や図形、文字の大きさやスタイルなどが整っていることでプレゼンに対しての関心を高めることができます。ただし、単にデザイン性が高いものを作るのではなく、プレゼンのテーマに沿ったデザインにすることが望ましいです。

例えば、明るく楽しいデザインの表紙は、話が面白くて親しみやすいものになるという期待を作り出します。逆に、シンプルでプロフェッショナルなデザインは、話が真剣で多くの情報が詰まっているという印象を与えます。

自分・会社をアピールする

表紙は自分自身や会社のブランドを前面に出す絶好の機会です。表紙に会社のロゴやイメージカラーなどを用いることによって、聴き手に対してより強い印象を残すことができます。

また、ロゴ画像等を表紙に挿入する場合はできるだけ高画質な画像にしましょう。そういった細かい部分を押さえることで表紙のデザインが整い、プレゼンへの真剣さや熱意を示すことにもつながります。

表紙作成前に!スライド番号(ページ番号)を0へ

パワーポイント資料ではページ番号をか案単に入れることができます。しかし、そのままページ番号を入れてしまうと表紙にもページ番号が入ってしまいます。

そこで、表紙にはページ番号を入れに方法があるので解説します。

まず、パワーポイントの画面上部にある「挿入」タブを開き、「スライド番号」をクリックします。

「ヘッダーとフッター」ダイアログボックスが出てきますので、「スライド番号」と「タイトル スライドに表示しない」にチェックを入れ、「すべてに適用」をクリックします。
※最初のページにもページ番号を入れたい場合は「タイトル スライドに表示しない」にはチェックは不要です。

そうすると、スライド内に自動でページ番号が追加されます。

ビジネスシーンで入れておくべき表紙項目

表紙には入れるべき項目として以下が挙げられます。

  • タイトル
  • サブタイトル
  • 作成日
  • 作成者情報
  • 宛先

上記の項目は特にビジネスにおけるプレゼン資料に必要とされています。ただし、資料の内容や聴き手によっては不要なものもあるので、必要に応じて入れる項目を調整しましょう。

タイトル

表紙のもっとも重要な部分です。タイトルはプレゼンの主題を簡潔に伝えることが望ましいです。伝わりやすいタイトルは聴き手の関心を引き付け、プレゼンに対する興味や期待を高める効果があります。

ただし、長すぎるタイトルを付けてしまうとかえって読みにくくなってしまうので、できるだけ簡潔なものにしましょう。

デザインについてですが、タイトルに関してははっきりとして読みやすいものであることが望ましいです。また、フォントについても「メイリオ」などのシンプルなフォントにすると読みやすいです。

また、 タイトルの色と背景色は同系色にならないように注意しましょう。背景色に合わせて対照的な色を選ぶことで、タイトルが際立って読みやすくなります。色はプレゼンのテーマやブランドカラー、会社のロゴなどに合わせると良いでしょう。

サブタイトル

サブタイトルとは、基本的にはタイトルの補足情報を入れる部分であり、タイトルよりも目立たないように配置することが望ましいです。サブタイトルを入れることによって、タイトルが伝わりやすくなり、よりはっきりとプレゼンの目的を伝えることができます。

タイトルが長くなってしまいそうな時なども、このサブタイトルを有効活用しましょう。

作成日

資料は基本的に作成日も記載することが望ましいです。ただし、あくまでも確認用の項目であるため、あまり目立たない位置に配置しておきましょう。

特に社内用の資料やダウンロードコンテンツとして公開する資料などは、作成日が無いとどの資料が最新なのかがわからなくなってしまう可能性があります。

そのため、いつ作成されたのかはすぐに確認できるように表紙に入れておくことが重要です。

作成者情報

資料の作成者やプレゼンの発表者、会社名やロゴを入れることによって、聴き手は発表者はどこの誰なのかをすぐに知ることができます。こちらもタイトルより目立たせないように配置しましょう。

プレゼン内容に興味を持ってもらい、もし聴き手側が発表者へ連絡をしたい場合などもスムーズに連絡先を確認することができます。

表紙に作成者情報を記載するだけで商談のチャンスが増えるかもしれません。

宛名

作成した資料の表紙には「○○(会社名) ○○部 ○○様(担当者名)」といった形式で誰に向けたものなのかを明記しておきましょう。

特定の宛名を明記することは、相手に合わせてしっかりとプレゼンを準備していることを示します。そうすることで聴き手にとって丁寧な印象を与えることができます。

簡単5分でおしゃれにする3パターン!

ここまでに、表紙に入れるべき項目を入れていきましたがデザイン的にはシンプルすぎるといえます。しかし、パワーポイントは簡単にデザイン性の高い表紙を作成することができます。

続いては、簡単におしゃれにする方法について解説します。

今回は以下のような表紙を作成します。

まずは、画面上部の「挿入」タブを開き、「画像」→「ストック画像」の順にクリックします。

するとストック画像の一覧が出てきますので、挿入したい画像を選択します。また、検索やカテゴリーの絞込みも可能です。

するとスライド内に選択した画像が挿入されます。

次に、この挿入した画像を背景にするために大きさを調整します。

画像の枠線上にある丸印をドラッグすると、好きな大きさに変更することができます。スライド内に隙間ができないように大きさを調整します。

次に、背景の上に文字を入れていきます。

「挿入」タブを開き、「テキストボックス」をクリックします。

文字を挿入したい範囲をドラッグして選択し、文字を入力します。

そのままだと読みにくいので文字色や大きさ、フォントを変更します。

続いては文字の下に線を挿入します。

「挿入」タブを開き、四角形を選択します。

挿入したい位置にドラッグし、細長い四角形を挿入します。

下線を入れたら、次にその下にサブタイトルを入れていきます。「挿入」タブを開き、「テキストボックス」をクリックして線の下に文字を挿入します。

サイズやフォント、文字色を変更したら、続いては文字と線に光彩を追加します。

まずは光彩を追加する文字を選択します。複数の要素を同時に選択するには、Ctrlキーを押しながら要素をクリックします。

文字を選択したら、その状態で「図形の書式」タブを開きます。「文字の効果」をクリックし「光彩」を開くと、追加する光彩の種類を選択できます。

好きな光彩を選択すると、文字に光彩が適用されます。

光彩の色を変更したい場合は「その他の光彩の色」を開くと変更できます。

タイトルの下線にも同様に光彩を付けていきましょう。

図形を選択したら、その状態で「図形の書式」タブを開きます。「図形の効果」をクリックし「光彩」を開くと、追加する光彩の種類を選択できます。

光彩の色を変更して完成です。

表紙デザイン例

他にも簡単に作れてデザイン性の高い例を3つ紹介します。

背景をぼかしたデザイン

まず一つ目は、最初に作成したもの背景の画像にぼかしを入れたものです。

背景をぼかすことで、よりタイトルのテキストが際立ち、洗練された印象を与えることができます。

「図の書式」→「アート効果」で画像に色々な効果を付けることができます。

図形から繰り抜いたデザイン

続いては、タイトル部分の後ろに白の四角形を挿入し、文字と下線を繰り抜くデザインです。

まずはスライドに四角形を挿入しましょう。

図形を挿入する際に注意すべきなのが、タイトルよりも背面に挿入するという点です。そのまま挿入してしまうと文字の上に被ってしまいますので、図形を挿入したら「配置」をクリックして「背面へ移動」をクリックしましょう。

次に、挿入した四角形から文字の部分を繰り抜きます。Ctrlキーを押しながら、タイトルと図形を全て選択し「図形の書式」タブから「図形の結合」→「型抜き/合成」をクリックします。

文字部分が繰り抜かれます。

背景を区切るデザイン

最後に紹介するのは、背景画像とタイトル部分を区切ったデザインです。背景画像の上に、直接会社のロゴなどを入れると読みにくくなってしまう場合がありますが、このように四角形を入れて背景画像の割合を減らすことで、表紙の内容を読みやすくすることができます。

まずは、スライド内に四角形を挿入します。

次に四角形を好きな大きさに調整します。

背面へ移動し、タイトル部分の位置を調整します。

文字色やフォントを調整して完成です。

まとめ

本記事では、パワーポイント資料の表紙作成のポイントについて解説しましたがいかがでしたでしょうか?

表紙にはプレゼンにおいて重要な役割であり、できるだけしっかりとデザインすることが望ましいです。パワーポイントを使えば、簡単にハイクオリティな資料を作成することができますので、本記事で紹介したものに関してはぜひ押さえておきましょう。

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