RPA導入の課題とは?運用に成功するための方法を解説

投稿日:2021年09月16日 | 最終更新日:2023年01月25日 | RPA

これで解決!RPA導入の課題

近年、働き方改革や業務効率化、コスト削減の手段として「RPA」を導入する中小企業が増加しています。

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ただ、まだ完全に浸透していないというのもあり、トラブル対策が十分にできず、思わぬ壁にぶつかってしまうこともあるようです。

そこで本記事ではRPAの導入・運用に陥りがちな課題と、その解決方法について解説していきます。

この記事の監修者
佐藤 諒

RPA開発歴4年 / MICHIRU RPAエキスパート認定 / 業務改善アドバイザー

RPA導入代行サービスCoreBeeを運営しており、RPA開発に取り組む他、業務改善アドバイザーとしてあらゆる業種の業務改善に携わっている。

この記事を書いた人
津田 恭兵

2年前からRPA開発に携わっており、各企業のRPA開発と自社の業務効率化に従事しています。

RPA導入・運用の課題とは?

RPA運用の課題

1. 専門知識やスキルが無い

基本的にRPAの導入、運用をしていくにはPCを使いこなす基礎知識が必要な場合がほとんどです。そのため、自社に専門知識やスキルを持った社員、または専門のエンジニアがいなければ運用していくのは難しいでしょう。

また、スキルを持った社員が、現場でRPAの導入から運用まで行うことができても、万が一途中で離職や異動してしまった場合はそれ以降の修正や更新ができなくなってしまいます。

そういったケースが少なくないので、RPAの導入を検討しているのであれば解決しておきたい課題の一つでしょう。

解決方法

専門知識やスキルを持った人材を採用し、なおかつ担当者が離職・異動してしまったときのため、シナリオ開発手順などをマニュアル化しておくのもいいでしょう。

他には、コストはかかりますが、RPAの導入支援を行っている会社やベンダーにすべて依頼するのもアリです。

無理に現場で開発させるよりも、RPAのプロに任せることにより、長期的に安定した運用ができるでしょう。

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 2. コストがかかる

RPAの導入には、ライセンス料金やサポート料金、さらに導入から運用までを担当する人材や開発期間など、およそ数十万〜数百万円の費用が発生します。

中には下記記事で紹介しているような無料で使えるRPAツールもありますが、多くのRPAツールは基本的に費用が発生します。

無料RPAツールの良い点・悪い点を詳しく解説!フリーソフトで十分?

せっかく高額な費用を投じてRPAを導入しても、思っていたほど自動化が可能な業務がなかったり期待するほどコスト削減に繋がらなかったりと、思わぬトラブルに合う可能性もあります。

解決方法

本格運用の前に、事前にRPAツールを比較したり、無料トライアルで使用感などを試してみるのがおすすめです。

それで、RPAの価値を十分に発揮させることができれば、より業務の効率化や労働環境の改善が見込めるでしょう。

こちらの記事で中小企業におすすめのRPAツールを紹介しています↓

最適なRPAツールはどれ?無料から有料までおすすめ8選【徹底比較】

3. 人手不足

主に中小企業においては、従業員の規模が少なく、大企業と比べるとRPA運用を担当する部署やチームを作るための人材が不足していることが非常に多いです。

また、RPAを扱えるスキルを身につけるため、1から勉強するというのも手間と時間がかかります。

RPA運用はそうした人材育成にもかなりコストがかかるため、中々導入まで進まないケースが多くなっています。

解決方法

先述したとおり、RPAの導入支援を行っている会社やベンダーに導入や運用のサポートを依頼すれば、わざわざ自社での人材確保や育成をするコストはかかりません。

また別の方法として、RPAを扱うスキルを持った人材を採用するという方法もあります。

近年では、RPAのスキルを持った人材のニーズが増えてきているため、人材確保や育成が原因で導入まで踏み切れていないという場合は、こういった方法を取ってみてはいかがでしょうか。

4. 社内の理解を得にくい

RPAを導入する際はスモールスタートが基本ですが、将来的には社内全体で使っていきたいと考えている場合は、社員の協力は不可欠です。

ただ、中にはRPAの導入効果や、何ができるのかなど、RPAに対しての理解が思い通り進まなかったり、導入に対して意見が合わず、中々導入まで踏み切れないという方もいらっしゃいます。

また、RPAの運用にはある程度のITリテラシーは不可欠なので、部署によってはエラー発生時などの場合にしっかり対応できるのかが不安視されるなど、社内理解が課題になっているケースも多いようです。

解決方法

まずは小規模での運用から始めてみて、そこから得られる効果を社内に共有し、そこからRPAへの理解を深めてもらうのが大切です。定期的にRPAに関しての勉強会を開くのもおすすめの方法です。

また、操作方法やシナリオ開発手順などはすべてマニュアル化しておき、誰でもRPA操作ができるような体制を整えていくことが重要です。

まとめ

本記事で解説したとおり、RPAの導入・運用には様々な課題があります。

導入からシナリオ開発、運用まで自社で行う場合は、人材の確保や社内への共有など、しっかり計画を立てて行わないとかえって無駄になってしまう恐れもあります。

また、すぐに運用したい、人材不足により自社での運用ができないなどでお困りの方は、RPAの導入支援をしている業者やベンダーに依頼するのがおすすめです。

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